What is a “meteorite”?
「隕石」
とはなにか?
舞台芸術祭「秋の隕石」とは
豊島区池袋の東京芸術劇場を中心に開催される舞台芸術祭「秋の隕石」。演劇作家・演出家・小説家・チェルフィッチュ主宰として、国内・海外で活躍する岡田利規が、アーティスティック・ディレクターを務めます。「新たな芸術の創造」「海外発信」「人材育成」を主要なミッションとし、国内外の多様な舞台芸術作品の上演の他、世界で活躍できる舞台芸術人材育成の取組み等を実施します。岡田利規は、その独特なテキストと身体の関係性による独自の方法論を確立し、現代社会への鋭い眼差しと併せて国内外で高く評価されています。同芸術祭も、先進性や独自性、創造性そして国際性を備えたものへと発展し、より広く深く世界とつながってまいります。
2025年度開催によせて
岡田利規アーティスティック・ディレクターのもと初の開催となる今回、国内・海外の多様な舞台芸術作品14演目による「上演プログラム」、レクチャーやワークショップなどの「上演じゃないプログラム」、その両方を支える「ウェルカム体制(=来場サポートのこと)」の3つを展開します。2025年は、国内のアーティストの発掘や新作委嘱を手がけるほか、若手舞台関係者の国際交流を促進する企画を実施。海外のフェスティバル関係者などプレゼンターの招聘を行うことで世界の様々なフェスティバルや劇場、アーティストなどと接続し、将来の協働の可能性を探求します。 また、多様なプログラムを通じ、今、ここ、にある日本と世界の舞台芸術表現が、より身近なもの、自分と直接接続し腑に落ちるものとして捉えられるような、さまざまな現実の姿に気づき、新たな視点でこの世界を捉え直すことができるような機会を創り出します。 岡田が率いる新しいチームで、あらゆる人々に対して広く開かれた国際的な舞台芸術祭となることをめざします。
舞台芸術祭「秋の隕石」プログラム構成

舞台芸術祭「秋の隕石」は、3つのカテゴリーからできています。 ダンスや演劇、パフォーマンス・アート作品などの「上演プログラム」。 ワークショップやトークなどの「上演じゃないプログラム」。 そして「秋の隕石」をどなたにでも楽しんでもらうための「ウェルカム体制(=来場サポートのこと)」です。これは、各種のアクセシビリティの充実にとどまりません。演目によっては全ての回をリラックス・パフォーマンス(※)とするなどして、「秋の隕石」は舞台芸術を上演する姿勢のあり方自体を問い直します。 ※リラックス・パフォーマンスとは: 小さなお子さま、発達障害の方、音や光の刺激に敏感な方、静かに大人しく座っていることを強制されるような空気が苦手な方、などにも安心して観劇を楽しんでいただけるような舞台芸術の上演のやり方です。上演中の客席を完全に暗くしない、音響・照明の効果をやわらかいものにする、などの演出上の配慮がなされています。声を出したり体を動かしたりしながら観劇することや上演途中で入退場することを咎める雰囲気を、リラックス・パフォーマンスの上演は持ちません。
「隕石み」
アーティスティック・ディレクター岡田利規 メッセージ
異物感を備えたものは、それ特有の鼓舞する力を帯びていて、それは微かにであるとしても、確実に放射され、この世界に、この宇宙に、影響を及ぼす。そういうものとしての、隕石のイメージ。 そう、イメージとしてだけでも、隕石はあなたやわたしの生活・世界の現在・東京という都市・地球という惑星に、つまりこの宇宙・この現実に、作用する。だからわたしはこの舞台芸術祭を「秋の隕石」と名づけた。

photo: Kikuko Usuyama
岡田利規
演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞受賞。同作での2007年クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル)参加以降、国内外の90都市以上で新作を旺盛に上演し続けている。2015年日韓キャストによる『God Bless Baseball』、2018年ウティット・へーマムーン原作・タイキャストによる『プラータナー:憑依のポートレート』(第27回読売演劇大賞・選考委員特別賞受賞)、2023年ウィーン芸術週間委嘱作品『リビングルームのメタモルフォーシス』など、国際共同制作作品も多数。2016年以降、ドイツ語圏公立劇場のレパートリー作品の作・演出も継続的に務め、2020年『掃除機』及び2022年『ドーナ(ッ)ツ』でベルリン演劇祭に選出。2022年、『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』(第72回読売文学賞・戯曲・シナリオ賞及び第25回鶴屋南北賞受賞)および歌劇『夕鶴』の演出に対して、第29回 読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞。 小説家としては、2007年に『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を刊行、第2回大江健三郎賞受賞。2022年に『ブロッコリー・レボリューション』で第35回三島由紀夫賞および第64回熊日文学賞を受賞。
クリエイティブ・ディレクション
「秋の隕石」ビジュアル・アイデンティティ及びデザインについて
舞台芸術祭「秋の隕石」では、フェスティバルにおけるコミュニケーションツールのクリエイティブディレクションを2019年結成のNEW Creators Club(NEW)が手がけます。「秋の隕石」という舞台芸術祭が、芸術のもつ一義的な〈現実〉を問う・揺るがすという作用を重視し、舞台芸術が〈現実〉に対して機能する文脈の変動・拡張をめざすことを受け、デザインの設計もその態度に応答し、打ち出していきます。 その第一歩として、まず「秋の隕石2025東京」のビジュアル・アイデンティティ(以下VI)を策定します。そしてそのVIから具体的に生み出されるロゴやキービジュアル等のフェスティバルにまつわる視覚表現およびデザインを、ひとつのかたちを持つ固定されたグラフィックではなく、そのビジュアルを体験する人(ユーザー)の誰もが、任意に形状を変えることのできるジェネレーター(生成システム)という手法で発表します。 「秋の隕石2025東京」のビジュアルデザインは、このジェネレーターを用いることで、そのメディア(媒体)や機会等によって常に変化します。この変化するVIという概念を、我々は「LIVE VI」と称し、ビジュアル面からもこの芸術祭のコンセプトを表現します。

New Creators Club メッセージ
「秋の隕石」という名前は思いがけないものだったが、力のある強い字面だと感じた。そのまま素直にロゴタイプを作ればビジュアルコミュニケーション上は十分だったが、VIシステム自体が、岡田氏が掲げる「隕石(ここにないなにか。慣れ親しみのあるものとは大いに異なるなにか。)」になっているべきだと考えた。そこでLive Performing Artsらしく「LIVE VI」なる概念を到来させた。「LIVE VI」とは何か。それは決まった一つの形状だけでなく、規定の動きを続けるモーションだけでもない、刻一刻と形を変えていくVIである。このVIシステムを成り立たせるため様々なセンサーやパラメーターを搭載したジェネレーターを開発した。プリセット機能によって一般的なアセット管理の感覚で使用することもできるが、出力されるデザインには必ず乱数が使われるため二度と同じものは作ることができない。僕たちはこの「隕石」を受け入れることができるだろうか。https://www.new-creators.club
開催概要
- 名称
- 舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」
- 英語名称
- Performing Arts Festival: Autumn Meteorite 2025 Tokyo
- 会期
- 2025年10月1日(水)〜11月3日(月・祝)
- 会場
- 東京芸術劇場、GLOBAL RING THEATRE〈池袋西口公園野外劇場〉 ほか
- 主催
- 東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
- 助成
- 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流)) |独立行政法人日本芸術文化振興会
- 協賛
- アサヒグループジャパン株式会社
- メディアパートナー
- Tokyo Art Beat
- 協力
- 豊島区、西武鉄道株式会社、東武鉄道株式会社
- 事業数
- 上演プログラム14演目、上演じゃないプログラム8事業、ウェルカム体制(=来場サポートのこと)3事業
※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
東京舞台芸術祭実行委員会
- 顧問: 野村 萬(公益財団法人日本芸能実演家団体協議会 会長、能楽師) 委員長: 近藤誠一(元文化庁長官)
- 副委員長: 荻田 伍(公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場 館長) 副委員長: 片岡容子(東京都生活文化局 文化振興部長)
- 委員:内野 儀(学習院女子大学国際文化交流学部 教授) 委員:﨑田淳也(アサヒグループジャパン株式会社総務部 シニアマネージャー) 委員:夏坂真澄(公益社団法人企業メセナ協議会 理事長) 委員:久野敦子(公益財団法人セゾン文化財団 常務理事) 委員:藤生智之(公益財団法人東京都歴史文化財団 総務部長) 委員:渡邊裕之(東京商工会議所豊島支部 会長)
- 監事:山内真理(公認会計士山内真理事務所 代表)
東京舞台芸術祭実行委員会事務局
- 事務局長:鈴木順子*
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」
- アーティスティック・ディレクター:岡田利規
- チーフ・ドラマトゥルグ:山口真樹子 ドラマトゥルグ:羽鳥嘉郎 アーティスティック・ディレクター補佐:関 あゆみ
- チーフ・プロデューサー:武田侑子* シニア・プロデューサー:根本晴美 プロデューサー:半澤裕彦* プロデューサー:中原信貴* プロデューサー:寺田 凜* プロデューサー:吉田直美*(芸劇オータムセレクション) プロデューサー:辻 卓也*(芸劇オータムセレクション) プロデューサー:橋本奈々美*(芸劇オータムセレクション)
- オブジェクトシアター キュレーター:山口遥子
- テクニカルディレクター:安田武司* テクニカルコーディネーター:中井尋央(株式会社ステージワークURAK)
- チーフ・マネージャー:松谷はるな*
- 広報チーフ:松本花音 広報:藤崎 悠* 広報:山内祥子 広報:奥村圭二郎 広報:川﨑映子*(芸劇オータムセレクション) 広報:久保風竹*(芸劇オータムセレクション) 広報アシスタント:磯野玲奈 SNS担当:内田里奈 インバウンド担当:園田祥子
- クリエイティブ・ディレクター: NEW Creators Club [坂本俊太、山田十維、川島大地]
- WEBデザイン:志村 徹朗 WEB開発:塩見海怜
- アクセシビリティコーディネーター:宮本晶子(合同会社syuz’gen) アクセシビリティコーディネーター:大島尚子 アクセシビリティコーディネーター:三谷 淳*(芸劇オータムセレクション) アクセシビリティコーディネーター:多田和代*(芸劇オータムセレクション)
- 票券:松尾幸亮 票券:井上由姫*(芸劇オータムセレクション) 票券:春原有希*(芸劇オータムセレクション)
- 総務:小林尚美* 総務:浜田夏実 総務:大島尚子 総務:甲斐美奈寿
- 経理:石鍋由紀子(アスタービジョン株式会社) 経理:谷田八千代(アスタービジョン株式会社)
- * =東京芸術劇場





