Program
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT] × 舞台芸術祭「秋の隕石」
Future Ideations Camp Vol.7|Super Sober Shamanism:同期・共在・模倣を演劇とテクノロジーの両岸から考える
複数の時間・空間・身体が重なる現代の感覚を手掛かりに、テクノロジーと舞台芸術の可能性を探るキャンプ。演劇の身体性とデジタル技術の融合からまだ見ぬ〈何か〉を生みだすことを企み共創する。
アートとデジタルテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点であるシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]と、舞台芸術祭「秋の隕石」の共催で実施される、短期集中型のワークショップです。演劇におけるテクノロジーの活用を学ぶとともに、演劇というメディアを専門的に探究する交流の機会を創出し、未来に向けた新たな〈演劇〉の提案を目指しています。
メディアアーティストのゴッドスコーピオン、演劇作家・演出家の篠田千明、そしてパフォーマンス研究者の江口正登の3名がプログラム・ディレクターとなり、そのカリキュラムを組み立てています。招聘される講師たちはXRアーティスト、現代魔女、小説家、音楽家といったさまざまな肩書きを持ち、またいずれもきわめて横断的な活動を行なっています。参加者は5日間にわたってレクチャーやワークショップを受講したのち、約1週間のクリエーション期間を経て成果発表・展示に臨みます。
この成果発表・展示は、パフォーマンス、プレゼンテーション、VR作品の体験などさまざまな形態が取られるでしょう。テクノロジーと舞台芸術、どちらに関心を持つ参加者にとっても、それぞれが使ったことのないツール、親しんでいない思考法を用いることになります。このキャンプを通じて、参加者にも講師にももちろん観客にも未知の表現が、到来するはずです。
ディレクターズ・ステートメント
ご飯を作る時にradikoをかける。帰ってきてビールを空けながら配信のリアタイ待ちをする。メッシュ予報で30分後の雨雲の位置を見る。現在の日常風景は、複数化された時間・空間・身体の層から成り立っています。
私たちはテクノロジーと演劇を構成するものは複数の事象の「重ね合わせ」であると考えました。異なる存在たちが、異なるリズムと欲望を保ったままにそれぞれの時間と空間を重ね合わせること(同期・共在)、そして、模倣という行為を通じて、ひとつの身体と人格にもうひとつ(あるいはもっと多く)のそれらを重ね合わせること。テクノロジーと演劇の根源をなす重ね合わせの作用をさらに重ね合わせることによって、両者をどのように再定義し、増幅し、増殖させていくことができるでしょうか?
テクノロジーと演劇について考えるためには、何はともあれまずは手や身体を動かしてみることが大事です。本プログラムでは、料理に用いるピーラーやアニサキス検知用ライト(=ブラックライト)、ピピッとコンロのような、直感的に操作できる道具を用意します。参加者はこれらを「手に取って触れ」「実際に試す」ことで、AI/XRといったデジタルエンボディメント、サウンドデザイン、テキスト操作など、上演にまつわる諸技術に精通した講師たちとともに、その使い方を学びます。そしてキャンプ内でチームを組み、クリエーション期間を通し上演/展示作品の制作に取り組みます。
新しいテクノロジーのまとう、どこか魔術的な雰囲気は、演劇の儀礼的な性格、演じることのシャーマニズム的な性格を再び呼び起こすでしょう。しかしそれは、陶酔の熱狂からクールに身をかわす、きわめて素面(シラフ)のシャーマニズムであることでしょう。
江口正登、ゴッドスコーピオン、篠田千明
日程(会期)
2025年10月01日(水)〜10月19日(日)
日時・開演時間・補足
<キャンプ>
開催日時:10月1日(水)〜10月12日(日)11:00〜19:00頃(予定)
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト、ギャラリー2
※参加者に向けた事前説明会を9月9日(火)にオンラインで実施します。
▼参加方法
参加申込受付期間:2025年7月23日(水)〜8月31日(日)※受付終了しました
定員:20名程度 ※応募内容による選考を行います。
参加費:無料
カリキュラム・応募要項の詳細はCCBTのWebサイトへ
<成果発表(一般公開)>
日時:10月12日(日)14:00~17:00(13:45開場)
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト、オンライン配信(CCBT公式YouTubeチャンネル)
料金:無料(要予約)
情報保障支援:文字情報保障(UDトーク)
※本プログラムは当日ライブ配信いたします。CCBT公式YouTubeチャンネルよりご視聴ください。(配信視聴の申し込みは不要です)
CCBT公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@civiccreativebasetokyoccbt3744
▼申し込み方法
下記、1・2のいずれかからお申し込みください。
1)フォームから申し込む
下記、申込フォームより申し込みください。(別ページに移動します)
https://futureideationscamp7finalpresentations.peatix.com
2)メールで申し込む
下記の必要事項を明記の上、お申し込みください。
メール:event@autumnmeteorite.jp
件名:「Camp7成果発表 申し込み」
1. お名前(フリガナ)
2. ご連絡先(メールアドレス)
3. 文字情報支援(UDトーク)ご利用有無
<成果展示(一般公開)>
日時:10月15日(水)〜10月19日(日)各日13:00〜19:00 ※最終日は17:00まで
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト
料金:無料(予約不要)
会場
東京芸術劇場 アトリエウエスト東京芸術劇場 ギャラリー2
チケット情報
日時・開演時間欄をご参照ください。
プロフィール

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
アートとデジタルテクノロジーを通じて、人々の創造性を社会に発揮する(シビック・クリエイティブ)ための活動拠点。創作スペース、スタジオ等を備え、様々なプログラムを通じて、クリエイティブ×テクノロジーで東京をより良い都市に変える原動力となることを目指す。
https://ccbt.rekibun.or.jp/

ディレクター:江口正登
研究者。演劇研究/パフォーマンス研究/表象文化論。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部客員研究員、立教大学現代心理学部助教、合同会社syuz'genなどを経て、現在、立教大学現代心理学部および跡見学園女子大学文学部で兼任講師。研究上の主要な関心は、第二次大戦後のアメリカ合衆国における〈パフォーマンス的転回〉を歴史的・理論的に広く検討すること。俳優としての出演作にチェルフィッチュ『三月の5日間』(2004年)、「インダハウス・プロジェクツ」no.1『三月の5日間[オリジナル版]』(2018年)など。

ディレクター:ゴッドスコーピオン
メディアアーティスト。主に形而上学や宗教哲学、テクノロジーを題材に、時間軸と空間軸のフレームの変化をテーマにした作品を制作。作品は都市や屋外、屋内、身体といった様々な空間で展開され、XR技術を利用したマルチメディア、横断的な作品を手がける。XRプラットフォーム「STYLY」を提供する株式会社STYLYのファウンダーメンバー/シニアアートディレクター。

Photo : Graham Mayer
ディレクター:篠田千明
演劇作家、演出家、観光ガイド、学童指導員。複数の環世界を聞き分けて空間に配置し、閉じずに整えるのが得意。2004年に多摩美術大学の同級生と「快快」を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。その後バンコクに移動し、ソロ活動を続ける。2020年3月に日本に帰国、練馬を拠点とする。2020年山口情報芸術センター[YCAM]と共同でオンラインパフォーマンス『5x5x5本足の椅子』製作。2022年には東京の民家を舞台に『no plan in duty』を演出。美学校で『劇のやめ方』という講座を担当している。

©手塚 なつめ
講師・ファシリテーター:岸 裕真/Yuma Kishi
アーティスト。AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し、人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて、自ら開発したAIと協働して絵画、彫刻、インスタレーションの制作を行う。2023年よりほぼすべての制作において、AIモデル「MaryGPT」がキュレーションを担当。主な活動として、個展「Oracle Womb」(2025年、 √K Contemporary)、参加展覧会「DXP2」(2024年、 金沢21世紀美術館)など。受賞歴に「CAF賞2023」入選など。主な著書に『未知との創造:人類とAIのエイリアン的出会いについて』(誠文堂新光社)がある。

講師・ファシリテーター:JACKSON kaki
アーティスト、DJ、VJ、ディレクター、グラフィックデザイナー1996年静岡県生まれ。山梨県甲府在住。3DCGや映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンドなどのマルチメディアの表現に取り組み、身体とテクノロジーの関係性を脱臼的感覚に落とし込む。VJとしてはMONDO GROSSOやEYヨなどの国内のアーティストから、Two ShellやKode 9などの海外のアーティストとのコラボレーションを行い、クラブシーンを中心に活動する。アーティストとしては国内のギャラリーなどの展示の参加や、海外の美術館でのAudio Visualのライブを行う。

講師・ファシリテーター:中井 悠/You Nakai
音楽その他、東京大学副産物ラボ。No Collectiveのメンバーとして音楽、ダンス、演劇、お化け屋敷などを世界各地で制作。制作のかたわらで実験的電子音楽、パフォーマンス、影響や癖の理論などについて研究を行なう。著書に『Reminded by the Instruments: David Tudor’s Music』(Oxford University Press, 2021年)など。最近の制作に、1970 年代半ばに構想されたものの未完に留まっていた、孤島を丸ごと楽器化する《Island Eye Island Ear》の半世紀越しの実現など。翻訳に『調査的感性術』(水声社、2024年)など。東京大学准教授、アヴァンギャルドアート部会主任、副産物ラボ主催。

講師・ファシリテーター:円香/Madoka
現代魔女、アーティスト。モダンウィッチクラフト文化を研究、実践。未来魔女会議主宰。『文藝』『エトセトラ』『ムー』『Vogue』『WIRED』「Tokyo Art Beat」などに魔女に関するインタビューや記事を掲載。2023年からダナ・ハラウェイ研究者の逆卷しとねとキメラ化し、まどかしとね名義でZINE『サイボーグ魔女宣言』を発売。集英社新書プラスにて「現代魔女」、笠間書院にて「Hello Witches! ! ~21世紀の魔女たちと~」を連載中。

講師・ファシリテーター:山本浩貴/Hiroki Yamamoto
小説家、デザイナー、批評家、編集者、いぬのせなか座主宰。1992年生まれ。制作集団・出版版元・デザイン事務所「いぬのせなか座」主宰。小説や詩歌の執筆、芸術全般の批評、書籍や印刷物のデザイン・編集・出版、上演作品の制作などを通じて、現代における表現と生のあいだの関係の可能性を検討・提示している。主な小説に「無断と土」(『異常論文』(樋口 恭介編、早川書房、2021年)『ベストSF2022』(大森望編、竹書房、2022年))。批評に『新たな距離』(フィルムアート社、2024年)。デザインに『クイック・ジャパン』(159-167号、太田出版、2022-23年)、吉田恭大『光と私語』(いぬのせなか座、2024年)。企画・編集に『早稲田文学 特集=ホラーのリアリティ』(筑摩書房、2021年)。

©Natsuki Kuroda
講師・ファシリテーター:涌井智仁/Tomohito Wakui
美術家、音楽家、WHITEHOUSEディレクター・キュレーター。1990年新潟県生まれ。主な展覧会に「nonno」(2016年、8/ART GALLERY/Tomio Koyama)、「Dark Independants」(2020年、オンライン/都内某所)、「JUNK’S PORTS」(2023年、ANOMALY、東京)、「電気-音」(2023年、金沢21世紀美術館)、「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」(2024年、東京都現代美術館)など。

キャンプ参加者:蟻塚唯衣/Yui Aritsuka
アーティスト、色聴翻訳者

キャンプ参加者:石丸めぐみ/Megumi Ishimaru
大学生、魔女

©m.yoshihisa
キャンプ参加者:岩下拓海/Takumi Iwashita
俳優

キャンプ参加者:上野森爾/Moriji Ueno
音楽家、勉強家

キャンプ参加者:内田颯太/Sota Uchida
写真家

キャンプ参加者:姥 凪沙/Nagisa Uba
アーティスト

キャンプ参加者:遠藤友咲/Yusaku Endo
プラクティショナー、大学院生

キャンプ参加者:加藤野愛/Noa Kato
パフォーマー、旅人

キャンプ参加者:コウ カイン/Jiayin Huang
大学院生

キャンプ参加者:小林 遼/Ryo Kobayashi
アーティスト、演出家、精神科医

キャンプ参加者:Shion Kim
アーティスト

キャンプ参加者:徐秋成/Qiu Cheng Xu
アーティスト、俳優

キャンプ参加者:シン カギ/Jiayi Shen
大学院生

キャンプ参加者:鈴木 調/Shirabe Suzuki
パフォーマー、映像作家

キャンプ参加者:對中 優/Masaru Tainaka
アーティスト、VJ
キャンプ参加者:遅 亦周/Yizhou Chi
舞台美術デザイナー

キャンプ参加者:中橋侑里/Yuri Nakahashi
アーティスト、デザインリサーチャー

キャンプ参加者:中山皓仁/Akihito Nakayama
デザイナー、大学生

キャンプ参加者:廣瀬一穂/Issui Hirose
演出家

©m.yoshihisa
キャンプ参加者:藤中康輝/Koki Fujinaka
アーティスト、演出家

キャンプ参加者:宮田真理子/Mariko Miyata
カメラマン、舞台映像デザイナー、オペレーター

キャンプ参加者:村田実莉/Minori Murata
ビジュアルアーティスト

キャンプ参加者:矢木 奏/Kanade Yagi
アーティスト

キャンプ参加者:横山 豪/Go Yokoyama
エンジニア

キャンプ参加者:Luna
大学生
ディレクター:江口正登、ゴッドスコーピオン、篠田千明
講師・ファシリテーター:岸 裕真、JACKSON kaki、中井 悠、円香、山本浩貴、涌井智仁
参加者:蟻塚唯衣、石丸めぐみ、岩下拓海、上野森爾、内田颯太、姥 凪沙、遠藤友咲、加藤野愛、コウ カイン、小林 遼、Shion Kim、徐 秋成、シンカギ、鈴木 調、對中 優、遅 亦周、中橋侑里、中山皓仁、廣瀬一穂、藤中康輝、宮田真理子、村田実莉、矢木 奏、横山 豪、Luna
プログラム・ディレクション:伊藤隆之(CCBT)
ドラマトゥルグ:木村悠介(&Co.)、羽鳥嘉郎(秋の隕石)
プログラム・マネジメント:伊藤 遥(CCBT)、鹿島萌子、寺田 凜(秋の隕石)、半澤裕彦(秋の隕石)
テクニカル・ディレクション:三浦大輝(arsaffix)
テクニカル・スタッフ:イトウユウヤ(arsaffix)、稲田駿平(CCBT)、上田 蟬(CCBT)、乙戸将司(CCBT)、バクトゥルガムゼ(arsaffix)、平瀬ミキ(arsaffix)、村川龍司(arsaffix)
配信ディレクション:岡本彰生(ネーアントン合同会社)
記録:宮澤響(株式会社コグワークス)、渡辺俊介
舞台進行:佐藤幸美(株式会社ステージワークURAK)
運営:林慶一(オノコロ)、冠那菜奈(オノコロ)、岩中可南子(オノコロ)、小泉実樹(オノコロ)
企画制作:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、舞台芸術祭「秋の隕石」
主催:東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)、東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕

主催:東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
メディアパートナー:Tokyo Art Beat

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お問い合わせ
<事業に関するお問い合わせ>
東京舞台芸術祭実行委員会事務局
TEL:03-6812-1663 (土日祝及び東京芸術劇場休館日を除く11:00~17:00)
<キャンプに関するお問い合わせ>
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
ccbt@rekibun.or.jp
