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オブジェクトシアターのレジェンドによる30年来の代表作
今もなお輝く、詩的でアヴァンギャルドな寓話の宝石箱

現在活躍するオブジェクトシアターのアーティストの多くが影響を受けたと語る、ロシアで1989年に設立されたパフォーマンス集団アヒェ。オブジェクトシアター界の〈巨匠〉による30年来の代表作が登場する。水や火、紙や布といったシンプルなオブジェクトを用い、強烈なイメージの羅列と、舞台効果によるポエティックで寓話的かつユニークな演出で観客の感覚と想像力を刺激する。

ヨーロッパへ拠点を移し、今なお精力的に活動を続けているアヒェ。既存の演劇形式に囚われることなく、「彫刻的かつ詩的」な演劇言語を駆使して秩序への挑戦を続けている。社会に対し芸術ができることを身を賭して体現している彼らの生き様を東京で目撃してほしい。

1996年初演以来、アヒェのメンバーと共に月日を重ねながら世界各地で上演されてきた本作は、『白い部屋』に紡ぎ出される鮮やかな情景の連鎖と、その軽妙洒脱でユーモアある時空間を、2026年の東京にもなお変わることなくもたらすだろう。

<舞台芸術祭「秋の隕石2026東京」オブジェクトシアターキュレーター山口遥子 おすすめコメント>

 この劇団「アヒェ」は、1989年の設立以来現在に至るまで、ロシアとヨーロッパのオブジェクトシアターで極めて独特な存在感を放ち、そのスジの玄人から大きな尊敬を集め続けている劇団です。オブジェクトによる詩を作り上げることにおいては比類無い存在で、「巨匠」と呼ぶほかないでしょう。ただもちろん「人形劇・オブジェクトシアターの巨匠」なんてオクシモロンというか、「高級おでん」「プレミアム発泡酒」みたいなすわりの悪い言葉です。この芸術は常に権威とは無縁にあり、だからこそこれほどの自由と美しさを獲得したからです!

しかしそもそも「オブジェクトシアター」って何よ、と思っていらっしゃる方が当然おられると思います。残念ながらこのジャンルはまだ猛スピード発展中で、まだ決定版といえる答えが出せないのですが、さしあたりは、「普通の演劇のように〈人間身体〉を見せることを主眼としたものではない」と言えます。人間が出ることもありますが、人間なんかよりも、その辺にある日用品や自然物などありとあらゆるこの世の〈モノ〉の限りない面白さを、舞台上で見せる技術をこそ磨いてきた人たちです。

 中でも「アヒェ」は、いちいち出すモノがすごいです。一つ一つのオブジェクトが、モンティ・パイソンのギャグのように衝撃的に珍奇でありながら、タルコフスキー的な強い詩情をただよわせるのです。あらゆるモノが持つ政治的・社会的コンテクストから面白いところを絞りつくし、そのモノ独自の律動や、詩情や、おかしみを、あますところなく舞台で見せてくれます。もちろんその根底には、恥と暴力に満ちた政治に対する強い憤りがあります(彼らは祖国ではもう上演できない状況にあります)。『白い部屋』は、彼らの代表作の一つとされるものですが、この中に登場する夥しい数のオブジェクトの一つ一つが、当代一流のコメディアンとして活躍します。私は上演時間65分の間、爆笑と呆然をくりかえし、口が開きっぱなしでした。皆さんもそうなると思いますが、65分間くらいなら開きっぱなしでも意外とアゴは痛くなりませんでした。安心してご来場下さい!

日程(会期)

2026年10月31日(土)〜11月02日(月)

日時・開演時間・補足

10月31日(土)18:00
11月1日(日)18:00
11月2日(月)16:00◎

◎=見えない・見えにくい方のための「音声ガイド」を実施いたします。(要予約)


<公開レクチャー>
『白い部屋』の制作背景や、現在の活動について話を伺います。
■日時
10月21日(水)11:00–12:00(無料・予約不要・入退場自由)
■場所
東京芸術劇場 ギャラリー1
■使用言語
ロシア語、日本語(逐次通訳あり)
■登壇
アヒェ
■聞き手
山口遥子(舞台芸術祭「秋の隕石2026東京」オブジェクトシアター キュレーター)
■通訳・聞き手
上田洋子(ロシア文学者、ゲンロン代表)

会場

東京芸術劇場 シアターウエスト

開場時間等に関する補足 : 開場は開演の15分前、受付開始は開演の60分前

上演時間 :

65分

上演言語 : ノンバーバル

チケット情報

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販売期間

芸劇メンバーズWEB先着先行:2026年8月1日(土) 10:00~ 8月7日(金) 23:59
一般発売:2026年8月8日(土) 10:00~

プレイガイド

【東京芸術劇場ボックスオフィス】
窓口
・休館日を除く10:00~19:00

電話
0570-010-296
・休館日を除く10:00~19:00
※国際電話および一部のIP電話・プリペイド方式の携帯電話からはご利用いただけません。

WEB
https://www.geigeki.jp/t/
・24時間受付(メンテナンスの時間を除く)


【チケットぴあ】
WEB(https://w.pia.jp/t/geigeki/)
セブン-イレブン店舗
Pコード:543-523

【イープラス】
WEB(https://eplus.jp/geigeki/)
ファミリーマート店舗

【ローソンチケット】
WEB(https://l-tike.com/)
ローソン、ミニストップ店舗

※年齢割引・障害者割引は芸劇メンバーズWEB先着先行での取り扱いはございません。

注意事項

・未就学児入場不可。
・年齢割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売のみ取扱い(枚数限定・公演当日要証明書)。
・一般料金のチケットで年齢割引の対象者様が入場されても差額の返金はできません。また、年齢割引のチケットで一般の方がご入場される際は、公演当日に受付で差額のお支払をお願いいたします。 
・障害者手帳・ミライロIDをお持ちの方は、割引料金でご鑑賞いただけます。詳細は、ボックスオフィス、またはhttps://autumnmeteorite.jp/ja/2026/hello_and_welcomeにてご確認ください(要事前申込)。
・車いすでご鑑賞を希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご購入前にボックスオフィス(0570-010-296)へお問合せください。
・全日程でヒアリングループ(磁気ループ)が、客席の一部で作動します。
・やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。
・営利目的でのチケットの予約・購入・転売は、固くお断りします。
・公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
・ご来場前に必ず公式WEBサイト内の最新情報をご確認ください。

【全席自由(入場整理番号付・税込)】
一般:5,000 円
U29:3,000円
U18:1,000円
障害者割引:一般料金から10%引き

演出・鑑賞環境に関する事前情報:本公演では一部に火薬効果、スモークの使用があります。

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アクセシビリティ

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見えない・見えにくい方

・見えない・見えにくい方のための「音声ガイド」を実施いたします。(要予約)
実施日:2026年11月2日(月)16:00
詳細・お申込みはこちら

聞こえない・聞こえにくい方

・全公演でヒアリングループ(磁気ループ)が客席の一部で作動いたします。

体の不自由な方

車いすでのご鑑賞をご希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご購入前に東京芸術劇場ボックスオフィス(0570-010-296)へお問合せください。

鑑賞にご不安のある方

・盲導犬、介助犬、聴導犬を伴ってご鑑賞いただけます。
・イヤーマフをお貸出しいたします。

お子さま連れの方

・東京芸術劇場内の一時託児をご利用いただけます。
※生後3ヵ月~小学校入学前までのお子様対象
※有料・定員制・要事前予約(公演日の1週間前まで)
※ご予約受付・お問合せ:株式会社明日香
電話:0120-165-115(平日9:00-17:00)
フォーム:https://ws.formzu.net/dist/S11738210/

・こどもあそびシアター
※4歳~小学生までのお子様対象/有料・定員制/こどものアート体験支援型託児
※各公演時間に合わせて実施予定

音声ガイド
ヒアリングループ(磁気ループ)作動
車いす席
託児(芸劇・こどもあそびシアター)
アクセシビリティについてはこちら

プロフィール

アヒェ・エンジニアリング・シアターの創設者2人の写真

アヒェ・エンジニアリング・シアター/AKHE ENGINEERING THEATRE

初めに「アヒェ」という言葉があった。それはただ空虚で、意味もなく響きもなかった。 
しかし時と共に、その言葉は形と引力と重みを蓄えていった。好奇心がとりわけ旺盛な者たちの間で、連想と余韻が広がっていった。35年が経ち、アヒェが工学的劇団であることが明らかになった。アヒェという言葉は、今や意味で満ちている。

最初にアヒェを名乗った芸術家たちは、自らをデミウルゴスと考え、ありとあらゆる空間にその力を注ごうとしてきた。時々彼らも、人間の身体に頼ることがある。しかし俳優としてというよりは、メタファーが物質化したものとして人間を見ている。「アヒェ人たち」は、オブジェクトの組み合わせには詩的なリズムや高揚感が宿りうること、そして時間とは空間によって刻まれることを信じているのだ。

アヒェの中には、マクシム・イサエフとパヴェル・セムチェンコがいる。芸術家であり解体者であり、創設者にして火遊びする子どもたちだ。ヴァディム・ゴロロボフは、かつては闇と光を分かつ者であった[訳註:つまり照明技師]が、いまやカンパニーの種々の記録を担い、また外科医的精密さをもってマネジメントを行っている。さらに世界各地から集まった多くの芸術家たちが、それぞれの声と言葉をもちより、そのたびに新たなオブジェクトが生み出される。バーバラ・ザイファートもその一人だ。それは医学的正確さをもって作品全体を縫い合わせていく一本の針である。

しかし今もなお、アヒェという言葉には空隙がある・・・

https://akhe.org/

マニフェスト
今日のロシアには、もはや文化のための場所はありません。文化はプロパガンダによって取って代わられてしまいました。
そのため、アヒェはロシアでの活動を終了します。
アヒェはヨーロッパでの新たなフェーズへと移行し、拠点をこの新しいウェブサイトへ移します。今後のプロジェクト、アヒェの活動記録、スケジュール、新しい連絡先などは、こちらでお知らせします。
アヒェはアンダーグラウンドから生まれました。そしてこれからは、亡命の地で活動を続けていきます。
戦争は止めよう
アヒェよ、永遠に!
暴君は常に滅びる
文化に自由を!

https://akhe.org/manifesto/

出演:
マクシム・イサエフ
パヴェル・セムチェンコ
バーバラ・ザイファート

音楽:ニック・スドニク
音響:デニス・アントノフ
照明:ヴァディム・ゴロロボフ/ヤロスラフ・ウシャコフ
映像:アレクサンドル・クロチキン
技術協力:ヤコブ・ホラ
制作協力:ヴァディム・ゴロロボフ

<舞台芸術祭「秋の隕石2026東京」>
舞台監督:浦弘毅(株式会社ステージワークURAK)
舞台コーディネート:中井尋央(株式会社ステージワークURAK)
照明コーディネート:吉嗣敬介
音響コーディネート:小内弘行(株式会社ジョイサウンドプロモーション)
映像コーディネート:須藤崇規(合同会社小声)
オブジェクトシアター キュレーター/テクニカル通訳(日英):山口遥子

音声ガイド:鈴木橙輔
音声ガイド(操作):伊藤豊(株式会社イヤホンガイド)
音声ガイド(貸出):上床隆大 新鍋早紀 田中晴香(株式会社イヤホンガイド)
アクセシビリティ協力:美月めぐみ、白井崇陽、合同会社nubo

チラシデザイン:蛭田絵里香
記録撮影:加藤甫

プロダクション・コーディネーター:小森あや(bench)、柴田聡子
制作協力:藤井さゆり(bench)

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お問合せ

東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)

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